こんにちは!
今日は、東京都杉並区立高井戸第二小学校(以下、高二小)にて"4コマ漫画教材"を用いたワークショップを開催しました。
大木先生と高二小の関わりは東日本大震災以降に始まり、今年で4年目になります。防災教育を継続的に行っている、思い入れの強い学校の1つだと大木先生は言われていました。
高二小ではこれまで、児童を対象に防災教育を行ってきましたが、今回は保護者を対象に【大木先生の講演+4コマ漫画ワークショップ】を行いました。
◉ 4コマ漫画教材とは...? 4コマ漫画教材は、過去の災害における”ある困った問題”を4コマ漫画形式で表現している防災教育の教材です。4〜5人のグループに分かれて、問題に対する解決策を考えます。4コマめの登場人物のセリフが空欄になっていて、解決策を他者に伝えるためのセリフを考えてもらい、最後にグループごとにセリフを発表する、という流れになります。
4コマ漫画教材は、避難所運営編・修学旅行編など現時点で30種類近くあります。今回のワークショップではその中から避難所運営編を扱いました。
避難所運営編は、自治体の避難所運営マニュアルに載っている係班が災害時に直面しうる問題を取り上げています。係班は、庶務班・情報班・衛生班・食料物資班・学校再開準備班・ボランティア班の6班から成ります。
※ 実際に用意されている係班は自治体によって異なります。4コマ漫画教材で取り上げている6班は、多くの自治体が掲載している班、もしくは私たちが特に重要だと思った班です。是非一度、災害時に自分が避難する避難所についても調べてみてくださいね。
以下に代表して食料物資班と情報班をご紹介します。
♦ 食料物資班
♦ 情報班
大人の皆さんでも頭を抱えてしまうような難しい問題ではないでしょうか?
皆さんならどんな台詞を考えますか?
◉ 高二小保護者の皆様との4コマワークショップ この4コマ漫画教材を使い、高二小保護者の皆様とワークショップを行いました。皆さん、どの係班が振り分けられるのかドキドキしていたようで、、、
教材を各班に配布している時には「え〜!難しいの引いちゃったよ!!」「どうしたら良いの〜!」などという声が沢山聞こえてきました!笑
しかしながら、ワークショップが始まると、、
4コマワークショップ史上最も盛り上がったと言っても過言ではないほどの大盛り上がり!!
「あぁだったら、こうなるわよね〜!」「こうした方が良いんじゃない?」など白熱の議論がなされていて、見ていた側の私たちもどんな意見が出るのかとてもワクワクしました。
各班のセリフが完成したところで、「避難所でお過ごしの皆さん」に続くセリフをグループごとに発表して頂きました!
高二小に通うお子さんをお持ちのご両親だからこそ提案された案や、
子供の事を第一に考えているPTAの皆様だからこそ出た案など
素敵なものが沢山あり、聞いている私達にもとても勉強になりました!
ブログを読んでくださっている皆様も、家族、友人、職場の方と是非4コマ漫画に挑戦してみてください!
避難所の運営は、避難者が行うものです!
その為、私たちひとりひとりが何かの担当や係になり、このような問題に直面する可能性があります!
そんな時の為に、一度4コマ漫画教材を使って避難所のことを考えてみてはいかがでしょうか。
今回は6つのパターンの4コマ漫画を使ってのワークショップでしたが、避難所で起こりうる問題はまだまだ沢山あります!
私達大木研究会ではこれからも新たな4コマ漫画を作成にむけて頑張っていきたいと思います!