9月7日〜8日に山形大学小白川キャンパスで開催された安全教育学会第20回山形大会にて、2件の口頭発表をさせていただきました。
今回は、発表を行った薄井・日向より当日の様子をお伝えします。
発表当日の9月7日、東京駅から山形新幹線に乗り込み、山形へ!
夏の山形といえば、去年の今頃に慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス(山形県鶴岡市)で開催させていただいた防災ワークショップ。
今回山形に向かったメンバーの多くが参加させていただいていたこともあり、その時のことも思い出しながら、今年は山形市に向かいました!
山形駅に到着すると、改札口では山形市のキャラクターがお出迎え!山形に来たことをさっそく実感しました。
発表を控えてとても緊張していましたが、駅前のお店でしっかり腹ごしらえをしました(笑)。山形そば、おいしかったです!
その後は学会会場の山形大学に向かい、口頭発表をさせていただきました。
発表場所の教室には多くの方にお越しいただき、質問やコメントをいくつもいただきました。すべて、今後の研究・活動に役立てていきたいと思います。感謝申し上げます。
<鶴岡市での防災ワークショップの意義と限界ー2019年6月山形県沖地震をふまえてー(発表:日向)>
2018年の8月に山形県鶴岡市で実施した防災のワークショップの意義と限界について、発表をさせていただきました。
これまで、ワークショップが参加者や保護者の方々に与えた影響を考察し、ワークショップのあり方を検討してきました。
ところが、2019年6月(ワークショップから約10ヶ月後)に山形県沖でマグニチュード6.7の大きな地震が発生し、ワークショップを行った鶴岡市でも震度6弱の揺れを観測しました。ワークショップに参加してくれた子供達のために私に何ができるだろう…と考えるようになり、子供達や保護者の方々の気持ちに寄り添いつつ、ワークショップの限界についても明らかにする必要があると考えました。
学会発表後は、鶴岡を再度訪れ、関係者の方にお話を伺うことになっています。
皆様に寄り添った上で、今の自分にできることを考え続け、研究に向き合っていこうと思います。
<防災教育を通したリアリティの共同構築 —高知県土佐清水市をフィールドに—(発表:薄井)>
高知県土佐清水市でのプロジェクトからは、市内の中学校で実施している「防災小説」という教材が(実際に小説を執筆する生徒のみなさんに限らず)学校現場という場でどのような影響を与えているのかに関して、発表をさせていただきました。
防災小説に関しては、それが生徒のみなさんや保護者の方に与える影響について、これまでの数年間ですでに研究を行ってきていました。今回はそこからより視野を拡大した発表となり、苦戦した部分が多くありました。そのため不安も抱えながらの発表になりましたが、いただいた質問やコメントに背中を強く押していただきました。
これからも、プロジェクトメンバー一同、一生懸命研究・活動に取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました…!
自分たちの発表が終わり、他の発表も聞かせていただいた後は、おいしい夜ご飯!
山形の海の幸に、山形名物のだたちゃ豆など…数ヶ月にわたった学会準備へのごほうびとして、4人で楽しくおいしくいただきました。
途中でなんと、お店の中でプチイベント(?)がスタート!みんなで花笠をかぶらせていただきました。
短い滞在時間でしたが、山形をたくさん楽しめました。夏の山形、素敵です!
また、来年度の学会発表に向けて、各プロジェクト、研究・活動に邁進してまいります。