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防災社会デザイン研究会 慶應SFC

鎌倉市立玉縄中学校の授業を見学させていだきました!


10月24日に、鎌倉市立玉縄中学校の総合の授業を見学させていただきました。

玉縄中学校では、毎年総合の時間内に「鎌倉探索」を実施しています。地元鎌倉について各自がテーマを選択して調べ学習を行い、それをもとに実際の街を歩いてみることで、地域への理解を深めることを目的としています。

「歴史・文化」「福祉」「産業(農業・漁業)」「SDGs」などのテーマが用意されていた中、今年度から新しいテーマとして「防災」が取り入れられました。

今回は、その「鎌倉探索」のための調べ学習の時間を見学させていただきました。「防災」テーマは40名弱の生徒が選択してくれたとのことで、いくつかのグループに分かれ、グループごとのテーマ設定の準備を行っていました。

以下、見学に伺った3名からの感想です。

 

グループごとのテーマ設定をしてもらうために導入されていた「ピラミッドチャート」がとても便利そうだなと思いました。言葉の意味が広く、とらえづらさもある「防災」を考えていくのにあたって、問題意識を具体化していくのはとても大切なことです。それを助けるツールとして、ピラミッドチャートはとても使いやすい気がしました。

生徒のみなさんも、真剣に意見を交換したり、でもピラミッドチャートの三角を模造紙に書くのですごく盛り上がっていたり…(笑)真剣になりながらも、楽しさも交えながら、防災について考えてくれていたように見えました。防災というテーマを通して、鎌倉という土地のことを改めて見つめてもらえたらなと思います。(薄井)

玉縄中学校の授業を見学させていただき、教育現場に携わる先生方の力を改めて実感しました。授業の流れから、使用するプリントの隅々まで、生徒の理解を深めるための工夫が施されていたからです。実際の学校現場に赴き、先生方の姿から学ぶことの重要性を再認識しました。今後も学校と連携を深めながら、学校に導入しやすい防災教育の教材の開発を目指したいと思います。(日向)

起こりうる自然災害は地域によって異なります。日ごろからより良い防災の展開を目指している私たちですが、日本全国の地理に精通しているわけではなく、災害の地域固有性を具に把握するにはやはり限界があるのは紛れもない事実です。だからこそ、地元をよく知る中学生が自らの視点で地域の災害を見つめる機会はとても重要なことです。今回のフィールドワークが生徒のみなさんにとって楽しい学びになり、さらには防災をきっかけに自分が住む地域の魅力にも触れてもらえればいいなと思いました。(小幡)


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