5月24日に幕張メッセにて開催された日本地球惑星科学連合大会2015において、大木研から以下2本の口頭発表をしてきました。 ◯著者 齋藤文・大木 ◯タイトル 「選ぶ」・「作る」・「考える」防災教育教材の提案-「クロスロード」と「4コマ漫画教材」の違い- ◯著者 永松・大木 ◯タイトル 発表地域リスクを取り込んだ実効的防災教育 ここでは永松が発表した2つ目の発表について簡単に内容を紹介します。 —— 東日本大震災以降、防災教育の重要性が再認識されたにも関わらず、多くの学校で以前と変わらない防災教育が行われている理由を探るため、学校教員が防災教育を行う際に障壁となっているものについて調査しました。これにより「ワークシートがない/時間数が足りない/予算が足りない/地域の特徴がわからない/被災し得る実感がない/授業準備が大変」といった障壁があることがわかりました。 そこで私は、研究室の4コマ教材を応用した新たな防災教育教材を作成し、熊谷市立中条中学校において授業を実施しました。この新教材には、地域リスクを盛り込んでいることやディスカッション形式をとることで生徒が主体的に取り組めること、授業案も作成したので1校時で実施可能、といった特徴があります。 —— 今回の学会発表は私にとって初めての学会発表でした。学部生のうちに口頭発表することは珍しいということで、非常に貴重な経験をさせてもらったと思っています。 これまで研究会で行ってきたことを学会において発表したことにより、 私たちの研究会の取り組みは、単なる「いいことした感」で終わるのではなく、研究として防災に取り組んでる、ということを再認識した機会でした。 来年もこの学会において発表ができるよう、引き続き研究に取り組んで行こうと思いました。