こんにちは。今回大木研究会は、JPTECファーストレスポンダーコースの研修をSFCで授業として行いました。
JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)は、救急隊員などを対象とした病院前外傷救護プログラムのことです。私達が受講したJPTECファーストレスポンダーコースは、医療資格を保有していない救助者(ファーストレスポンダー)が、重症の外傷傷病者に遭遇した際の対応について学ぶものです。
具体的には、状況評価(安全確認から119番通報まで)や傷病者評価(救護の承認や呼吸の確認等)、必要な処置ができるようになるための訓練を行いました。
講師として済生会横浜市東部病院の山崎先生と、何名かの消防士の方にお越しいただきました。
現場を想定した訓練が多く、頭では理解していても、いざ自分が行うとなると、戸惑ってしまうことが多々ありました。また、リーダーの指示待ちになってしまい、対応が遅れることもありました。現場によって状況が全く違うこともあり、臨機応変に対応すべく、反復して訓練を行う必要があると感じました。
最後に講師の方々にお手本を実践していただき、一人一人落ち着いて行動し、迅速かつ適切な対応をする姿はとても素晴らしかったです。
私も交通事故などの現場に遭遇したときは、救急隊がくるまでの間、この研修で学んだことを活かし、勇気を持って対応したいと思います。
研究者として、「命を繋ぐ」ためにも現場体験も重要であると痛感しました。