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防災社会デザイン研究会 慶應SFC

地球システム(2015年SFC春学期授業)


SFCには「地球システム」という授業があります。

例年大木先生が担当してくださっている授業ですが、2015年の春学期は、産業技術総合研究所の宍倉正展さんが授業を担当してくださいました。

地球システムとは、「私たちのいる大地は、どのような活動によって造られたものなのか」ということについて学ぶ授業です。

例えば、山を見て「きれいだなぁ」と感じることがあると思います。山は浸食などによって作られたものもありますが、活断層によって作られたものが多いです。地震や原発などによって活断層には良くないイメージを抱いてしまいがちですが、活断層は日本の凸凹を作り、美しい自然という恩恵を私たちに与えてくれるということがわかります。

この授業を受けると、「普段何気なく生活していて見過ごしてしまうような景色にも、何か理由があって、その景色は形作られている」ということを痛感します。地盤が隆起したり、浸食されたり、堆積されたり…と、地球内部・地球外部のあらゆる活動のおかげで、私たちは生活することができているのです!

(浸食と堆積の問題について熱く語る宍倉先生)

授業の後半では履修した学生たちにグループワークを行っていただき、火山災害や地殻変動などの自然災害と人との関係について、プレゼンテーションをしていただきました。どの班の発表も、聞き手が考えさせられるような良いプレゼンテーションでした。

私は研究会で地球科学班に所属しているということでSAを務めさせていただいたのですが、毎週の授業が楽しみで仕方がありませんでした。4年生という学生最後の年にこの授業を受けることができて、心から良かったと思います。


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