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防災社会デザイン研究会 慶應SFC

土佐清水巡検 〜day3〜


3日目。

最初に訪れたのは三崎小です。2013年度から防災教育が始まった学校で、その避難経路をみんなで辿りました。近くにある幼稚園とも合同で避難訓練をやることもあるそうですが、結構最後の天満宮の先は急斜面であったりと、身体の小さい幼稚園生や小学生には大変なのかなと感じました。(松葉杖では上までいけませんでした…)また、結構細い道なので、一人が詰まってしまったらなかなか先に進まなくなったりもするかもしれないなと感じました。

そして、下川口地区の意見交換会に参加しました。下川口は洪水被害を過去に受けている地域で、その時の様子や現在行っている対策などをお話ししていただきました。近所の子どもたちによる高齢者宅の訪問や名簿の作成など、お互いの顔を知っている集落だからこそできることを行っているのがとても重要だと感じました。

最後には昨日訪問した清水中学校卒業式で卒業したばかりのあおいちゃんが書いた防災小説のルートをご本人と一緒に辿りました。春日神社の石段はかなり急で段数も多く、登るのが大変そうだなと感じました。私はおぶってもらったのですが、ノンストップで登るのは無理そうでした。高齢者率の高い集落だからこそ、このような問題はどんどん深刻化していくのだろうと思います。しかし、その対策の一つとして、防災倉庫を春日神社の上に置いていたのは、重いものを持って移動するのが難しい場所に避難場所があるため、賢明だと思いました。

飛行機の時間ギリギリになってしまい、大岐の浜まで立ち寄ることができませんでした。しかし、最後まで土佐清水を満喫することができました。

そして、今日は3.11からちょうど7年。そんな日に日々防災の事を考えている大木研の皆さんと過ごすことができ、今までにない気持ちでこの日を迎えました。こんな素敵な街、土佐清水が南海トラフに負けないよう、これからも色々一緒にやっていけるといいなと思います。

たったの3日間でしたが、土佐清水の魅力に存分に触れ、土佐清水の方々の温かさに触れ、そして大木研の皆さんにも助けられ、とても充実した時間になりました。前日まで入院していて、松葉杖で参加するというイレギュラーな巡検でしたが、いつもはわからないようなことまで気づくことができたと思います。また土佐清水に行きたいです!


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