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防災社会デザイン研究会 慶應SFC

池袋防災館


いまや国民的一大行事と呼ぶにふさわしくなった某アイドルグループの総選挙が横浜・日産スタジムで行われてから1週間が経った2013年6月15日。まだその興奮が冷めやらない中で、我々、大木研究会初の課外授業が「東京消防庁 池袋防災館」にて行われました。

2013年度春学期・月曜4限に大木先生が担当された授業、「社会安全政策(防災)」と合わせての活動となり、災害や防災について普段の講義だけではわからないことを体験して、実感を持つという目的の下、大木研のメンバーだけではなく「社会安全政策」の履修者も数名、参加しました。

防災体験ツアー

インストラクターの方に案内されて始まった「防災体験ツアー」。

煙コーナー まず初めに体験したのは5Fにある「煙コーナー」です。 それまで3.11の経験を踏まえて地震や津波を中心とした災害について考えてきた我々にとって、火災が起きた時を想定した「煙コーナー」では多くの学びを得ました。建物から避難する時は姿勢を低くして口をハンカチや服の袖などで覆って煙を吸い込まない、という基本的なことから、部屋から出る時は煙が迫ってくるのを防ぐために最後の人が扉を閉める、という私自身初めて知ったことを実際に体験しながら学ぶことができました。(地震のときは逆。地震は原則、扉は開ける) 体が大きい人にとってはしゃがみながらの避難は大変だということも、私ならではの気づきとしてお伝えさせていただきます。

地震コーナー 続いては「地震コーナー」です。 記憶に新しい2011年の「東日本大震災」をはじめ、2004年の「新潟県中越大震災」、1923年の「関東大震災」などの大災害を引き起こす原因となった5種類の地震の揺れを体験することができます。

図1:座った状態から

図1:座った状態から

図2:机の下に避難

図3:しゃがみこむだけでは体勢を保つのは難しい

ここのコーナーは言葉で表現するより実際に体験していただいたほうが良いと思います。 池袋防災館では最大震度「7」までを体験することができます。地震が発生したその瞬間に、命を守るために何ができるのか。身を持って学ぶことができました。

消火コーナーと救急コーナー

それから「消化コーナー」で消火器の使い方や、「救急コーナー」で心肺蘇生法やAEDの操作方法などを学びました。

図4:「消火コーナー」

図5:「救急コーナー」

約2時間のツアーは以上で終了です。体験をすることでより実感を持って防災について考えられるようになったことが、今回の課外活動の大きな成果であったと思います。 「池袋防災館」は池袋駅から徒歩5分という便利な場所にあるので、みなさんもぜひ足を運んでみてください。

ミニクイズ 『図3』では「しゃがみこむだけでは体勢を保つのは難しい」とあります。 それではどのようにすれば安定した体勢を保ちつつ、身の安全を守ることができるでしょうか? (ヒント:ある“ムシ”のポーズです。このブログをしっかり読んでくださっている方はお分かりいただけるかと思います。)


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